弊社の加工場では、ＪＡ丹波ひかみの商標登録「春日大納言小豆」を銅鍋でジックリと炊き上げてどら焼に最も適した粒餡にしています。
甘味の切れをよくし、大納言小豆の風味を引き出すために、砂糖にもこだわり白双糖を使用しています。
又、どら焼の皮は丹波の養鶏場の卵を一つ一つ割卵し、小麦粉は兵庫県産の兵庫認証ブランドに選定されているものを使用しています。
焼成技術においても生地作りから焼成温度の管理など、研究を重ね磨いてきたものです。
丹波の風土に育まれた素材と技が生み出す、丹波の心を伝える「どら焼」です。

小豆全体の約80%は北海道で収穫されているので小豆といえば北海道のイメージが強いと思います。
丹波市内における丹波大納言小豆の生産量は約300トン程度で県内においてはもっとも生産量が多い地域だとも言われていますが、全国の小豆の生産量からみると1%未満（約0.7％）。
局地的にしか収穫できない黒さやにいたってはさらに少ない生産量しかありません。
日本各地に美味しい大納言小豆はあるのですが、朝廷にも愛されてきた歴史を持ち京都などの伝統ある和菓子屋さんにも重宝されてきた丹波大納言小豆は非常に希少価値が高く、さらには黒さやの復活も手伝い再び世間の注目と人気を取り戻しはじめています。

小豆は大豆等でも有名なポリフェノールを多く含む植物で、中でもアントシアニンが多い為女性に人気の植物でもあります。
アントシアニンは細胞を酸化させる活性酸素を除去する働きを持つとされ、シミなどのお肌のトラブルを改善しアンチエイジングにも効果があると報告されています。
他にも食物繊維を多く含む為毎朝の便通を快適にしてくれる効果や疲労回復に必要なビタミンB1も多く含まれています。
亜鉛は細胞が生まれるのを促進し、サポニンによる利尿作用によりむくみ改善と女性には嬉しい効果がいっぱい。

アメリカの農務省が発表したアルツハイマーや心臓病、動脈硬化と闘う為の食品ベスト20で堂々の1位に選ばれ健康食品として人気も上昇中。
食文化研究家の永山久夫氏は「小豆は日本人の長寿食、現代人こそ見直すべき食材」と言われている。（あずき工房やなぎた様　参考）

丹波の三大特産品の一つに「丹波大納言小豆」がありますが、丹波市春日町東中では 原種とされる「黒さや大納言小豆」が在来種として今なお栽培されています。

その昔京都御所に献上され「大納言小豆」の名前の由来になったと言われています。

丹波市全域ではＪＡ丹波ひかみが「茶さや大納言小豆」の種子を圃場で生産し組合員に販売、生産者は栽培ごよみに基づき 生産管理し、生産された大納言小豆はＪＡ丹波ひかみに持ち込まれ精選され、大納言小豆の最高峰「春日大納言小豆」として 全国の有名菓子店に出荷されるというトレーサビリティが確立されています。
丹波大納言小豆は一般的な小豆に比べ大粒で風味が良いと定評があります。

「夢の里やながわ」はその丹波市春日町に特産加工場を持ち、和洋菓子の製造販売をしています。